Windows 10 Mobileと新しいモバイルデジタルライフ

Mar, 13

急速充電について知っておきたい落とし穴

スマートフォンを所有したら絶対にしないといけないこと、それは充電です。
最近のスマートフォンは画面の大型化に伴い、内臓バッテリーも大容量になってはいますが、それでもついつい、暇になったら操作してしまうので、1日1回は充電が必要という人も多いのではないでしょうか。
もちろん、Windows 10 Mobileスマートフォンも同じく、充電無しには動作しませんし、短時間に充電してしまいたいものです。

短時間に手早くするために「急速充電」が気になっている人も多いと思います。ですが果たして、どのWindows 10 Mobileスマートフォンでも急速充電できるのでしょうか?

今回は、そんな「急速充電」について、簡単にご紹介していきたいと思います。

急速充電に対応しているかが重要

そもそも、スマートフォン本体が急速充電に対応しているのかによって話は変わります。

・NuAns NEO … Quick Charge 2.0対応
・MADOSMA Q601 … Quick Charge 2.0対応
・Elite x3 … Quick Charge 3.0対応

実は急速充電をメーカーが公式にサポートしていると発表している機種はWindows 10 Mobileではまだ少なかったりします。

ちなみにQuick Charge 2.0とは、米Quallcommが開発したスマートフォンの高速充電規格で、ドコモでは「急速充電」と呼ばれているものです。Quick Charge 3.0は更にQuick Charge 2.0との比で最大27%充電速度を向上させた規格です。Quick Charge 2.0に似た規格で、ANKER社の開発したPowerIQというものもあります。

急速充電対応のAnker製PowerPort+ 1(左)とCheero製 USB×4 AC ADAPTER(右)

急速充電対応のAnker製PowerPort+ 1(左)とCheero製 USB×4 AC ADAPTER(右)

PowerIQとQuick Charge 2.0は同じではありません。AnkerのPowerIQテクノロジーは、機器ごとに最適な電流を送る技術です。

というわけで、ちょっとややこしい話になりましたが、スマートフォン本体の規格が高速充電の規格であり、さらに給電する充電器側がスマートフォン本体の高速充電の規格と同じでないと急速充電は基本的には「実現しない」というのが原則になります。そして、急速充電に対応していない(または、メーカーが公式にサポートを発表していない)スマートフォンでは、急速充電は根本的に出来ないということです。

意外な落とし穴「ケーブル」

それでは対応しているスマートフォンは急速充電の規格のものを使えば、スピーディーに充電できるのかというと、さらに落とし穴があるのです。それが、充電用のMicro USBケーブルの問題です。

充電器から供給される電流にMicro USBケーブルが対応していないと、スマートフォン側に流れ込みません。現在、一般的な充電用のMicro USBケーブルには以下のようなものがあります。

・1.0A(旧型スマートフォンの充電で利用されていた)
・1.8A~2.0A(急速充電可能な最新のスマートフォン用)
・2.1A(iPad等のタブレットの急速充電用)

例えば、2.0Aの供給で充電が可能であっても、昔使っていたスマートフォンのMicro USBケーブルを使っていた場合、1.0Aで充電していることになります。これでは、急速充電の意味はなくなってしまいます。
このようなことから、Micro USBケーブルも「2.0Aの急速充電用」を用意しなくてはなりません。

Aukey製Micro USBケーブル Quick Charge 2.0用

Aukey製Micro USBケーブル Quick Charge 2.0用

充電の話になると、実はまだ色々厳密な話があったりするのですが、今回は初心者でもわかりやすいように簡潔に書かせていただきました。また、メーカーが正式にサポートを公表していない機種でも、Quick Chage 2.0やPowerIQで高速充電できる機種もあったりします。ですが、メーカーが正式にサポートを発表していないことから、急速充電が原因で故障してしまっても、それは個人の責任ということになるので、あまりオススメはできません。

「とにかく早く充電したいから急速充電機を買おう」というユーザーは、先ずは所有するWindows 10 Mobileスマートフォンが対応しているか調べてみましょう。NuAns NEOなど、Quick Charge 2.0に対応している機種が高速に充電できないというユーザーは充電器やMicro USBケーブルを見なおしてみましょう。

執筆:甲斐寿憲


1 comment

  1. junNGYM 16 3月, 2016 at 19:03 返信

    Quick Charge 2.0以上に対応するためにはUSBのD+, D-を配線していない充電専用ケーブルではダメなのもポイントですね。Quick Charge 2.0ではD+, D-で充電電圧のネゴシエーションとかも行うので、接続されていることが必須になります。

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