Windows 10 Mobileと新しいモバイルデジタルライフ

Nov, 28

最強のWindows 10 Mobile端末降臨!「HP Elite x3」

皆さんはじめまして。「OD-10Z」と申します。
Windows 10 Mobileが大好きで仕方がない人間です。ただそれだけの私です。
今回、この「HP Elite x3」をレビューさせていただくこととなりました。Windows 10 Mobileで最強の座を欲しいがままにする本端末、その実力や如何に……!?

Windows 10 Mobile史上最強のハイエンド端末

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まずはカタログスペックから確認します。

CPU Qualcomm Snapdragon 820
RAM 4GB
ROM 64GB
microSDカード 対応
ディスプレイ 5,96インチ AMOLEDディスプレイ
(1440×2560px)
カメラ(リア/フロント) 約1,600万画素/約800万画素
バッテリー容量 4,150mAh
QuickCharge 3.0対応・Qi対応
SIMカード スロット1: nanoSIM (4FF)
スロット2: nanoSIM (4FF) ※microSDカードと排他利用
対応Band FDD-LTE: Band 1/3/4/7/8/19/20/26/28
TD-LTE: Band 38/39/40/41
通信規格その他 au VoLTE対応・キャリアアグリゲーション(CA)対応
Continuum 有線・無線に対応
セキュリティ機能 Windows Hello (指紋認証・虹彩認証)
外部接続 USB type-C(USB 3.0)・NFC・イヤホンジャック
本体サイズ(高さ・幅・厚さ) 161.8×83.5×7.8mm
重量 194g

これまで国内で発売されてきたWindows 10 Mobile端末のほとんどが、いわゆる「ミドルレンジ」なスペックばかり。一方でこのHP Elite x3は、CPUにSnapdragon820、RAM4GB搭載など文句なしの「ハイエンド」なスペックを誇っています。
特に、Snapdragon800番台を搭載する端末ということは、Windows 10 Mobileでは大きな意味を持ちます。Windows 10 Mobileで特徴的な機能の一つ「Continuum」の接続を有線で行えることにあります。無線でのContinuum接続では僅かながらラグが発生し、僅かながらもそれが使用者にストレスを与える要因となっておりましたが、有線ならばその心配もありません。有線でのContinuum接続こそが本領を発揮してくれることでしょう。

次に本体各部をチェックしていきます。

余談ですが、筆者のElite x3はSIM1スロットがSIMカードを認識してくれないため、シングルSIMなのにSIM2スロットを使用しています。

余談ですが、筆者のElite x3はSIM1スロットがSIMカードを認識してくれないため、シングルSIMなのにSIM2スロットを使用しています。

デュアルSIM仕様となっており、SIMカードを2枚差し込むことが出来ます。ただし片方のSIMスロット(スロット2側)はmicroSIMカードと排他になっており、どちらかしか刺せません。本体だけでも64GBと十分なストレージ容量があるのであまり問題にはならないでしょう。が、もしmicroSDカードとDualSIMの両方を使いたいと考えている場合には注意が必要です。
尚、SIMカードはどちらも「nanoSIM」対応となっています。microSIMでは差し込めない点にもご注意ください。

SIM+microSDカードのスロットは指で引っ張り出す形式です。

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上部にはイヤフォンジャック、底部にはUSB3.0 Type-Cの差込口があります。
本機は急速充電のQuick Charge、しかもまだ珍しい3.0に対応しています。対応充電器をお持ちならば短時間での素早い充電も可能です。

右端に「Bang Olufsen」のロゴが刻印されています

右端に「Bang Olufsen」のロゴが刻印されています

スピーカーにはデンマークの「Bang & Olufsen(バング&オルフセン)」社のものを使用しており、右端のところにブランドロゴも刻印されています。大量に開いている小穴がスピーカーになっています。
音質は十分綺麗に聞こえます。とはいえ、やはりスマフォ用の小型スピーカーですので過度な期待は禁物かと。音量についてはちょっと弱めで、パワフルな感じを求めていると物足りなさがあります。
また、ステレオ仕様になっており上部のスピーカー(受話部分)からも音が出るようになっています。

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本機のスペック以外で注目すべきは、「IP67相当の防水防塵対応」という点と、「指紋認証リーダー搭載」というところでしょう。

防水防塵端末は、最近のSIMフリー機でも対応機種が増えてきていますが、Windows 10 Mobile世代の機種では世界初となります。
もう1つの指紋認証リーダーも、Windows 10 Mobileでは初搭載です。指紋認証機能はそのセキュリティ性の高さだけでなく、ロック解除の煩雑さを緩和してくれる素晴らしい機能です。これがついにWindows 10 Mobileでも使えるようになるというだけで、興奮を覚えます。

以上のように、カタログスペックだけでもHP Elite x3は十分にハイエンドであることがわかります。実際、Windows 10 Mobile端末の中では本機が最高スペックとなっています。他OSと考慮しても、上位に位置するのは間違いありません。
(最上位スペックのAndroid端末などにはもっと上のものも存在しますが、それでも十分に戦っていけるレベルです)

ファーストインプレッション

私の手は、結構、大きいほうですが、それでもこのサイズ感です。

私の手は、結構、大きいほうですが、それでもこのサイズ感です。

ここからは、実機を実際に手にしたときの感触について述べていきたいと思います。
まずは何よりも、そのサイズ感についてです。箱から出した段階から感じていました。それを手にもった瞬間に、確信に変わりました。

デカァァァァイ!
説明不要!!

……というわけで、はい、最初に感じた何よりも率直な感想は「でかい」です。6インチサイズの端末なので覚悟してはいましたが、やはりかなり大きいと感じてしまいます。(これまで、筆者は「MADOSMA Q501」や「NuAns NEO」などの5インチ端末を使っていました)
また、大きさの割には薄めの端末(7.8mm)なのですが、重量が194gもあるため、手に持ったときには意外とずっしりとした重みを感じます。

Netflixで、最近映画化した「深夜食堂」をシーズン1から視聴中。大画面がよく栄えます。

Netflixで、最近映画化した「深夜食堂」をシーズン1から視聴中。大画面がよく栄えます。

ニコニコ動画のコメントも、よほど大量に流れてこない限り、特にカクつくことなく快適に再生できています。

ニコニコ動画のコメントも、よほど大量に流れてこない限り、特にカクつくことなく快適に再生できています。

使い始めてみると、6インチ(厳密には5.96インチですが)のディスプレイに映し出される1440 * 2560(WQHD)もの解像度と有機ELによる発色のよさで織りなされる綺麗さに驚きます。WEB閲覧なども情報量が増え、とても快適に使えます。大きいことが許容できれば、このサイズはかなり快適だと実感しました。
この大画面と発色の良さが一番強く表れるのは、やはり動画再生時でしょう。HP Elite x3なら、Netflixアプリでドラマを見たり、ニコニコ動画再生アプリの「hohoema」でコメントを流しながら動画再生もサクサクと快適に使えます。画面の綺麗さと相まって、かなり満足のいく使用感を得ています。

また、バッテリー容量も大容量となっており、その容量なんと4150mAh。この容量のおかげで、よほど激しく使わない限りは1日は余裕でバッテリーがもちます。普段は寝る前に充電機に接続していますが、たとえ充電し忘れても翌日の昼くらいまでは平気でもつため、以前ほどバッテリー残量を気にしなくなり、これもまたかなり快適です。安心感が違います。

通話で使ってみると、受話スピーカーからの音量がかなり大きく聞こえます。聞き取りやすくて快適ですが、大き目の音量設定にしていると周囲に音声がダダ漏れになるので、少し注意が必要ですね。

Windows Helloで指紋を登録すれば、すぐに使用可能になります

Windows Helloで指紋を登録すれば、すぐに使用可能になります

気になっていた指紋認証機能も、精度は思っていた以上に高く、使用感は良好です。
OS標準の設定から、Windows Helloの指紋登録を行っておくことで、ロック画面の解除など認証を求められるときの操作が格段に楽になりました。
認識精度も高く、ちゃんと指をあてていれば検知ミスはほとんどありません。また、複数の指紋を登録できるため、左右の複数の指を登録しておけばロック解除でまごつくことはほぼ皆無です。

ちなみに、電源OFFのままの充電には対応していませんでした。(ケーブルを繋ぐと、すぐに電源ONになります)
とはいえ、Quick Chargeに対応しているので、実用上は特に問題になりません。

シーンを選べばしっかりしたカメラ撮影も

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スマートフォンでのカメラ撮影は、最早当たり前となりました。HP Elite x3での撮影はどの程度の実力があるのでしょうか?
以下に、筆者が撮影した作例をいくつか記載します。撮影にはOS標準のカメラアプリを使用。フォーカスのみ、オートフォーカスか手動設定かを変更していますが、その他の設定はデフォルトのままです。

都内某所にて。オートフォーカスで撮影。(人が写っている部分のみトリミング)

都内某所にて。オートフォーカスで撮影。(人が写っている部分のみトリミング)

都内某所にて。手動フォーカスで撮影。

都内某所にて。手動フォーカスで撮影。

郊外にて。手動フォーカスで撮影。

郊外にて。手動フォーカスで撮影。

郊外にて。オートフォーカスで撮影。

郊外にて。オートフォーカスで撮影。

都内某居酒屋にて。オートフォーカスで撮影。

都内某居酒屋にて。オートフォーカスで撮影。

東京近郊にて。オートフォーカスで撮影。(一部にモザイク加工)

東京近郊にて。オートフォーカスで撮影。(一部にモザイク加工)

まず、日中や室内での撮影では十分綺麗に撮れるといった印象です。近接撮影も手動フォーカスでうまくやってやれば、結構綺麗に撮影できます。
しかし一方で、夜景や暗所での撮影はあまり強くありません。フラッシュを焚かないとかなり暗い写真になってしまいますし、また、イルミネーションのようなものを撮影するのにもあまり向かないようです。
この端末だけで写真撮影するシーンを全てカバーできるわけではありません。ですが、一般的な撮影シーンでならば十分綺麗な写真が撮れるでしょう。

オートフォーカスについて、発売当初はピントがあうまでにかなり時間がかかっていたのがストレスでしたが、発売後のファームウェアアップデートによって大きく改善しており、現在は特に問題ない速度となっています。こういった調整をちゃんとしてくれるのは、ユーザーとしては嬉しい部分です。

ちょっと気になるところも

基本的にはかなり満足しているHP Elite x3ですが、気になる部分が無いわけでもありません。

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1つ目は、背面のカメラ部分の出っ張りです。
平らな机の上などに置いた場合に、この出っ張りのせいで少し傾いており気になります。また、机に置いたまま操作しようとした際、出っ張り故に机の上で擦れてしまってレンズに傷がつかないか心配になります。

2つ目は「有機ELディスプレイ」なことです。
有機ELディスプレイは、前述の通り発色がかなり良く綺麗なのですが、有機EL特有の”焼き付き”の現象がどうしても気になってしまいます。というのも、過去に別の有機EL端末で、その特性をよく知らないまま使用していたために焼き付いてしまった苦い経験があるからです。
特に、私は普段、操作中は同じアプリを長時間使い続けることが多いため、UIのボタン等が焼き付いてしまわないか、いつも心配になっています。

最強のWindows 10 Mobileスマートフォン

HP社としては初めてのWindows 10 Mobile端末であるにも関わらず、名前に「Elite」を冠する通りの、Windows 10 Mobile史上で最強スペックを誇る本機。
苦戦が続くWindows 10 Mobileにとって実に心強いパートナーが現れてくれました。
法人向けとして販売されておりますが、HP社からの直販ならば個人での購入も可能です。高スペックゆえに価格も決して安いわけではありませんが、スペックと比べれば妥当な価格だと思われます。

独自アプリやContinuumの使用感などについては、次回の記事でご紹介していきたいと思います。


Elite x3

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