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Jan, 04

【コラム】スマホ選びはデザイン・質感から – NuAns NEO本体のデザイン・設計を振り返る

NuAns NEO

こんにちは。ライターのまきはらです。

いきなりですが、使用するスマートフォンの機種を選ぶ際、どういったところを重要視しているでしょうか?

デザイン、サイズ、SoC、通信速度、カメラ、その他機能……。スマートフォンを選ぶ際、ポイントとして見る部分は多くありますよね。

そんな中でも最近、とくに筆者自身が意識するポイントは外装のデザインと質感。

理由は主に2つ。ひとつは性能競争が踊り場に差し掛かっており、この点での差別化が難しくなっていること。そしてもうひとつが毎日見て、毎日触るものであるからです。さらにいえば、より意識して考えているのは後者です。

ゲームなど処理性能が必要な機能は毎日使うわけではなく、カメラも必ず毎日使用するということでもありません。ですが、スマホは毎日見ますし、毎日触ります。

毎日使っていても飽きることが無いこと。自分の中でしっかりとした魅力が感じられ、使い込むうちに思い入れが湧くこと。こんな点が無意識な中でも機種選びに反映されているのでは、と最近とくに思うようになりました。

そしてこのデザインと質感について、2015年末から2016年にかけ国内でリリースされた多くのWindows Phoneの中でもひときわ印象的だった機種がNuAns NEOです。当初は国内でもまだ珍しいContinuum対応モデルであったことも話題の要因でしたが、それ以上にインパクトを与えたのは間違いなくデザイン面・設計面です。

そこで今回から複数回に分けて、まもなく発売から1年を迎えるこのNuAns NEOのデザインや質感・素材感について、筆者独自の視点からしっかり(ねっとり)と語っていくことにします。

第1回目となるこの記事では、NuAns NEO本体のデザインと設計を振り返ります。

細部まで抜かりのないサイズ設計

NuAns NEOのデザイン・設計面での大きな特徴といえば、もともとの外装(カバー)もユーザー自身が選んで使うということ。ケースやスキンシールなど、外観をアレンジできるスマホ用アクセサリーが多く販売されている昨今において、よりシンプルに、でもしっかりと個性を出せる設計になっています。

NuAns NEO

NuAns NEO

またこのカバーも1枚モノではなく、TWOTONEと名付けられた、上下に別れたセパレートタイプの設計に。このカバーは色味だけでなく、素材にも天然木材シート「テナージュ」、人工皮革「クラリーノ」、スエード調人工皮革「ウルトラスエード」とユニークなものが用いられています。

そして筆者が個人的に「よくできている」と感じている点がTWOTONEの境目。それぞれに個性がある色味・素材でありつつ、どれを選んでも違和感なくおさまる点は、長年多種多様なスマホアクセサリーを作り続けてきたトリニティならではといったところ。

とくにコントラスト差のある2つのカバーを組み合わせると、パッと見で1つのカバーと考えてもよい自然な印象に仕上ります。

NuAns NEO

NuAns NEO

では少し意地悪をして、これを上下とも同じ素材・色で統一してみるとどうなるでしょうか。実際に試してみたのが下の写真。2つのカバーの境目がはっきり浮き上がってきました。

NuAns NEO

境目の存在は正直気になるものの、これはセパレートタイプのカバーである以上、仕方がないこと。その上で改めて観察してわかるのがカバーの精度の高さ。装着した際の歪み、歪みによるカバー下(本体)の不要な露出がありません。

NuAns NEO

境目の浮き上がりについても、左右と中央で隙間の出来具合にムラがないことが、精度の高さを物語ります。

カバー下にICカードなどを収納できるカードポケットを設けていることから、例えば、力を込めて押せば段差はできます。

NuAns NEO

NuAns NEO

ただこういったことを繰り返しても、逆側のカバーを押して再び高さを合わせれば、すぐに元通りになる(変なクセがついてしまわない)点がやはり見事といったところ。

そしてこのカバーは本体側面にも覆いかぶさる設計となっていますが、ディスプレイ左右両端~カバーにかけて、自然なカーブでつながる点も魅力です。

NuAns NEO

ベゼルレス(狭額縁)設計ではないNuAns NEOなので、操作時にここまで指がかかることはありません。ですが、それとは別に無意識に指で撫でたくなってしまう。そういった印象をつなぎ目の部分で感じ取れる点はまさに見事の一言でしょう。

多個性をひとつにまとめる上下の側面

個性的なカバー、細部への細かいこだわり。こういった点がNuAns NEO独自の魅力を生み出していることは間違いありません。しかしこの点については、一方で次のようにも思います。多個性により、逆に調和できない危険性はないのか、と。

この点で、NuAns NEOの中で地味ながらもまとめ役となっている縁の下の力持ちが上下の側面です。

NuAns NEO

一見、フルフラットで光沢を抑えた黒のベタ塗り。最近では金属への表面加工が施された機種も多い中、なんというか手抜き感的なものも感じてしまいそうなもの。ですが上下の箇所をシンプルかつ引き締まった印象の色にすることでカバーの個性を上手にまとめているといえるでしょう。

NuAns NEO

側面という意味では、下面には4極ヘッドセットジャック、マイク、外部入出力用のUSB Type-C端子、スピーカー、ストラップホールといったものも直線状に配置されています。

NuAns NEO

この配置ラインはスマホのデザインを語る上で話題になることと多いですが、ここもシンプルに仕上げることで、よりカバーがもたらす個性に目が向く設計になっているのだと思います。

さいごに

2016年中には日本でもWindows 10 Mobileの最大の特徴といえるContinuum機能に対応する機種が数台リリースされました。中には有線Continuumに対応するハイエンド機の存在もあり、そういった意味でNuAns NEOの“機能面”での希少性はやや薄れてしまったかもしれません。

ですがそれだけで埋もれることがないこだわりが詰まっていることは改めて振り返ってみても明らか。他メーカーからも新機種が登場する中、今もなお存在感のあるスマホとしてNuAns NEOが思い浮かぶところにすごさを感じますね。

さて、今回はここまで。次回はTWOTONEに用いられている個性的な素材について、しっかり(ねっとり)と語っていくことにします。


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