Windows 10 Mobileと新しいモバイルデジタルライフ

May, 09

待望のWindows 10 Mobile搭載スマートフォン、VAIO Phone Biz登場!

W10M Rating

性能8
使いやすさ7
デザイン9
カメラ性能7.5
0

はじめまして!ぴけぴけと申します。「楽しさ」を観点に、別の方面からもWindows 10 Mobileを盛り上げていきたいなと考えています。よろしくお願いいたします。

さて、今回ご紹介させていただくのは「VAIO Phone Biz」です!待ちに待ったという方も多くいらっしゃるかと思います。MADOSMAユーザーである私も気になっていた機種です。そんな皆さんの期待を背負って再出発した「VAIO Phone Biz」はいかなるものなのか、じっくり見ていきましょう。

※本レビューはOSビルド10.0.10586.218時点でのレビューとなります。今後のアップデートにより、掲載されている情報との差異が生じる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

待望のWindows 10 Mobile搭載スマートフォン、VAIO Phone Biz登場!

biz02

VAIO Phone Bizは、Windows 10 Mobileを搭載したスマートフォン。5.5インチのFHDディスプレイやアルミ削り出しのボディが特徴的です。ドコモのIOT(相互接続性試験)をクリアしており、安定した通信はもちろん、CA(キャリアアグリゲーション)での高速通信にも対応しています。

搭載されているCPUやメモリもWindows 10 Mobieを動作させるのに十分な性能があり、Continuumにも対応。その軽快な動作はビジネスでのスピード感を損なうことがありません。

アルミ削り出しの本体は、手にしたときの確かな重量感がありながらも、その繊細なボディからはスマートさを感じられます。ブラスト加工が施されているので、手触りはサラサラとしています。操作ボタン類は側面の電源ボタンと音量ボタンのみ。ナビゲーションキーは搭載されておらず、画面内にナビゲーションバーが表示される形となっています。

biz03
biz04
biz05

端末上部にはイヤホンジャック、下部にはmicroUSB端子があります。背面にはVAIOロゴが彫られており、その他ロゴや文字などのないすっきりとした見た目です。

レーザーエッチングで彫られたロゴ。彫るのに200秒かかるとのこと。

レーザーエッチングで彫られたロゴ。彫るのに200秒かかるとのこと。

biz07

背面カメラは出っ張りがなく、スリムなデザイン。カメラの横のフラッシュはシングルLEDフラッシュでした。

biz08

ボタン類のある側とは反対側の側面にはSIMスロットがあり、取り出しにはピンが必要となります。SIMスロットには2枚のSIMを挿し込めるようになっており、それぞれmicroSIMとnanoSIMが挿し込めます。microSDカードも一緒に挿し込めますが、nanoSIMカードスロットとは排他の仕様となっているのでどちらか一方しか利用することが出来ないようになっています。

biz09

尚、SIMカードの切り替えは”設定>ネットワークとワイヤレス>携帯ネットワークとSIM>このSIMカードの携帯データネットワークを使う”から行えます。

biz10

「VAIO」であるため、「安曇野FINISH」と呼ばれる厳密な品質チェックは健在。一切の妥協を許さない高品質な仕上がりは安心感があります。

満足度の高いハードウェアではありますが、電源と音量ボタンが上のほうに寄っているので、手の小さい私は押しづらさを感じました。胸ポケットなどから電源ボタンを押しつつ取り出すといった事を意識してみるとあまり問題はなかったのですが、一度取り出してから電源ボタンを押そうとする際は、端末を持ち直したり両手を使ったりする必要がありそうです。

biz11

スリープに関しては、電源ボタンを押さなくても「ナビゲーションバーをダブルタップすると画面をオフにする」機能がついていますのでそちらを活用すると良いでしょう。”設定>パーソナル設定>ロック画面>ナビゲーションバーをダブルタップして画面をオフにする”で設定可能です。

Snapdragon 617搭載の実力はいかに

VAIO Phone Bizの頭脳ともいえるSnapdragon 617はQualcommのミドルレンジ向けプロセッサー。
ミドルといっても、現在国内で販売されているAndroidスマートフォンに搭載されるSnapdragon 615と比べ、eMMCの速度向上やLTE-Advancedなどのより高速な通信技術への対応、DSPの強化といったパフォーマンスの向上に繋がる機能改善が行われており、ハイエンド寄りの実力を発揮してくれるプロセッサーとなっています。

実際このVAIO Phone Bizの動作は軽快で、これまでに販売されてきたSnapdragon 210や410搭載のWindows 10 Mobile機を圧倒する動きを見せてくれました。一切カクつかないとまでは言いませんが、Edgeブラウザの動作やアプリの更新も速く、ストレスの溜まらない気持ちよさがあります。

更にメモリの搭載量が3GBということもあり、沢山のアプリを立ち上げても大丈夫です。ちょっとほかのアプリを利用してから先ほど利用していたアプリに戻ってみたら、アプリが自動的に終了してしまっていたということもありません。今までメモリ1GBの端末を使い続けてきた私は、この差に非常に大きな魅力を感じました。

グラフィック面の評価は3Dレーシングゲームの「アスファルト8」で実施。これはAndroidやiOSでもリリースされているマルチプラットフォームなゲームです。高品質なビジュアルが楽しめるゲームですが、高負荷によるフレームスキップが生じてしまい、少なからずプレイに支障がありました。MADOSMAではほぼ問題なく動作していることや、Snapdragon615でFHDのディスプレイを搭載しているAndroidスマートフォンでは快適に動いていることから、OSやアプリ側の最適化が不十分であることや、解像度の高さが高負荷に繋がってしまっているように思います。

数値的な参考資料としてAnTuTuベンチマークも行いました。手元のMADOSMAと比較すると総合スコアが12000点ほど高い結果が出ており、性能の高い機種であることを感じさせられます。ただ、類似する性能のAndroidスマートフォンと比較すると、画像処理が著しく低いスコアとなるようです。今後のOSアップデートで改善されることに期待したいですね。

biz12

1300万画素のカメラでしっかりと撮影

リアに1300万画素、フロントに500万画素のカメラを搭載。
最近のハイエンドスマートフォンほどではありませんが、十分綺麗に撮影できるカメラであると感じています。

明るい場所での撮影では鮮明で発色も良く写っています。しかし、ピントがなかなか合わなかったりブレてしまったりといった問題もあり、今後の改善に期待したいところです。

biz13
biz14
biz15
biz16

居酒屋での撮影

居酒屋での撮影

biz18

いずれも美味しそうに写っているものの、ピントが合うまでシャッターが下りず、ブレてしまったものがいくつかありました。室内や暗所ではブレやすいようです。

いずれも美味しそうに写っているものの、ピントが合うまでシャッターが下りず、ブレてしまったものがいくつかありました。室内や暗所ではブレやすいようです。

ちなみに、カメラアプリの設定で縦横比を4:3に設定した場合は4160×3120ピクセルのサイズで撮影できますが、16:9に設定した場合は1920×1080ピクセルでの撮影になるようです。高解像度で撮影したい場合は4:3の比率で撮影すると良いでしょう。

ビジネスでの活躍を狙う

Windows 10 Mobile搭載のスマートフォンにはMicrosoft Officeが標準で搭載されているため、VAIO Phone Bizでは大画面を活かした快適な文書の編集が期待できます。Bluetoothのマウスやキーボードを接続すればより快適に編集ができるのでおすすめです。

Bluetooth接続でマウスやキーボードを活用

Bluetooth接続でマウスやキーボードを活用

また、VAIO Phone BizにはWordやExcelといったOffice製品のほかに、プリインストールで「Office Lens」が入っています。これは書類やノート、メモ書きを綺麗に撮影して保存しておけるアプリです。手書きのメモやノートを、角度やコントラストを補正して撮影してくれる便利なアプリなので、紙媒体も安心してデータとして残すことが出来ます。

biz21

実際に書類や手書きのデザインラフを用意しました。これらをOffice Lensで撮影してみます。

VAIO Phone Bizのカメラなら、補正後も十分読める解像度で撮影ができます。

VAIO Phone Bizのカメラなら、補正後も十分読める解像度で撮影ができます。

撮影結果は良好で、真正面から撮影しなくても綺麗に補正してくれました。手書きのものもコントラストが調整されて見やすくなりますし、小さな文字もしっかりと写っています。ホワイトボードなどに書かれている内容を撮って保存しておくのもよいでしょう。撮影したものはOneNoteに保存するか、右下のメニューから共有を選択してクラウドやSNSに画像として送ることもできます。

シャープペンシルで描いたような細い線でも鮮明に。

シャープペンシルで描いたような細い線でも鮮明に。

Office Lensについては当サイトでも過去にアプリレビューとして紹介しています。

気になるモノはどんどん写真でメモしよう – Microsoft Office Lens が超便利

カメラを活用するという意味では、VAIO Phone Bizの元々のカメラのパフォーマンスの高さが生きてきます。
上述の通り、プリインストールアプリの中ではすぐに使える一本でもあるため、活用されることをおすすめいたします。

バッテリー消費は大きめか

搭載バッテリー容量は2800mAh。5.5インチクラスのスマートフォンとしてはほんの少し小さめといった印象。
Snapdragon 617は省電力なプロセッサーではありますが、VAIO Phone Bizは明るく大型のディスプレイであるため、しっかりと使うと心許なく感じてしまいます。

バッテリー使用状況を確認してみると、ディスプレイのバッテリー消費率が60%を超えていました。画面の明るさには要注意。また、RAMに余裕があるせいか、立ち上げたままの一部のアプリがスリープ中にじわじわとバッテリーを消費してしまうような場面も多くみられます。設定からバックグラウンド動作をしないようにしてみましたが、やはり少し消耗している様子。今後のWindows Updateで改善されることに期待ですね。

まとめ: 一押しのWindowsスマートフォン

ハードウェアの出来が素晴らしく、Windows 10 Mobile搭載のスマートフォンの中ではおすすめできる一台です。個人ユースでは利用できるコンテンツやアプリの不足が感じられるプラットフォームですが、Officeなどの必要なものが揃っているビジネス用途であればその性能を存分に発揮できることでしょう。

VAIO Phone Biz最大のウリであるContinuumについては次の記事でご紹介します。

 

執筆:ぴけぴけ

 


No comments