Windows 10 Mobileと新しいモバイルデジタルライフ

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Oct, 16

PCおよびモバイル向けにWindows 10 Insider Preview Build 14946を配信

Microsoftは現地時間10月13日、Windows 10 Insider Preview Build 14946をFast ringに設定しているユーザー向けに配信しました。詳細なビルド番号は10.0.14946.1000。本記事ではMADOSMA Q501にて確認を行っています。

概要

前回のBuild 14942はPCのみを対象としたものとなっており、スタートメニューのUI設定の追加やフォトアプリの機能改善、タッチパッドの微調整といったものや、ホストプロセスの仕様変更、アクティブ時間の延長やレジストリエディターへのアドレスバーの追加などが主な内容でした。今回も幾つかの機能追加が行われています。いつものように、訳をしつつ内容を追ってみます。

タッチパッドジェスチャーのカスタマイズ機能(PC)

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高精度タッチパッドでのジェスチャーをカスタマイズできるようになりました。対応したデバイスであれば”設定>デバイス>タッチパッド”より、カスタマイズが可能です。また、更に細かい設定も行えるよう高度な設定ページも用意されています。今回のPC向けビルドの中では最も大きな変更点と言える部分ですね。

Continuum使用時、電話側をスリープできるように(Mobile)

皆様待望の機能です!Continuum使用時にユーザーが利用していない側の画面をオフにすることができるようになりました。これにより、バッテリー消費の低減や、画面の焼付きの防止ができます。

Continuum利用中、しばらく電話を操作しないでいると画面がオフになります。画面がオフになっても接続に影響のないようになっており、電源ボタンを押すことによるスリープからの復帰も問題なく行えます。また、タイムアウトまでの時間も、電話側とContinuumで利用している画面側とで独立して設定できます。設定は”設定>個人用設定>ロック画面”にて。

検証に用いているデバイスがContinuum非対応のMADOSMA Q501であるため、残念ながらこの機能は確認できていません。ですが、Continuum登場時からずっと望まれていた機能であるため、とても喜ばしいことです。

Wi-Fi設定ページの更新(PC/Mobile)

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Wi-Fiをオフにした後、自動的にオンに戻すタイミングを指定できるようになりました。手動でオンにする設定のほか、1時間後、4時間後、1日後が指定できます。

これは元々Mobile版のWi-Fi設定(Legacy)にあった機能のひとつです。旧設定画面から新設定画面へ徐々に機能の移行を進めているようです。

オートコレクトを防止するオプション(Mobile)

オートコレクト機能による自動修正の結果が意図したとおりにならなかったとき、元々ユーザーが入力した内容を2番目の候補に表示します。その候補をタップすることでオートコレクトを防ぐことができ、システムが利用者の語彙を学んでいきます。特にアナウンスはありませんでしたが、日本語では機能していないようです。

ユーザー辞書から不要な語を取り除くオプション(Mobile)

固有名詞などを入力した際、入力した語をタップすると頭に「+」のついた候補が出てきます。これをタップするとユーザー辞書に単語を追加することができるようです。これまでは単語の削除を行うことが出来ませんでしたが、今回の機能追加により、追加した単語を削除できるようになりました。

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「+」付きの候補をタップすることで単語を追加できる。

うっかり間違った単語を登録してしまった場合は、一度その間違った単語を入力し、タップして選択することで頭に「-」のついた候補が出てきます。その候補をタップすることで、ユーザー辞書から単語が削除されます。

「-」付きの候補をタップすることで削除できる。

「-」付きの候補をタップすることで削除できる。

残念ながら、これも日本語では機能しないようです。英語キーボードで試してみましょう。

自動バックアップについての変更(Mobile)

自動バックアップのスケジュールが週に1度となりました。

”設定>更新とセキュリティ>バックアップ>その他のオプション”にある「今すぐバックアップ」ボタンに変更はありません。いつものように、新しいビルドへ更新する前にバックアップを行うことをおすすめします。

PC向けの修正内容

  • オプションコンポーネントであるHyper-VやBashはこのビルドにアップデートした後、インストールされたままにする必要があります。
  • Xbox Liveを使用してゲームにログインすると動作しない問題の修正。
  • Microsoft Edgeにおいて、アドレスバーに入力したときや新しいタブを開いたときにクラッシュする問題の修正。もうPowerShellを実行する必要はありません。
  • タッチスクロールがMicrosoft Edgeなどのいくつかのアプリで敏感すぎる問題の修正。
  • サイズの大きいMOVファイルを開こうとすると、Explorer.exeがハングアップする問題の修正。
  • デバイスを再起動するまで、正常にインターネットへ接続されているにもかかわらず、タスクバーアイコンに赤い×が表示される問題の修正。
  • 画面の輝度を自動に設定した場合、スリープからの復帰後にアクションセンターで示されている輝度レベルが現在の明るさを反映していない場合がある問題の修正。
  • スタートメニューのすべてのアプリリスト、またはタイルをナレーターが追跡しない問題の修正。
  • キーボード上の電卓キーを押した時や、電卓アプリを実行した後に「このファイルを開く方法を選んでください。」ダイアログが2つ表示される問題の修正。

モバイル向けの修正

  • テキストメッセージの送信に失敗した状態になる問題の修正。
  • 電話をPCに接続したとき、エクスプローラーで沢山の写真を大幅に早くロードされるようになりました。
  • OneDriveアプリのようなアプリの下部にアプリバーを表示するアプリにおいて、ナレーターがアプリバーの内容より先にいま表示しているページの内容を読み上げるように順序を変更しました。
  • 時々WhatsAppアプリで動画のサムネイルが表示されないことがありましたが、このビルド以降に受け取った動画はサムネイルが表示されるようになりました。
  • 最近のビルドにおいて、カメラアプリを使って撮影した動画にパチパチと若干の音が入る問題の修正。

PC向けの既知の問題

  • BitdefenderやKaspersky、F-Secureなどの製品をインストールしたPCでは、このビルドへの更新や以前のビルドへのロールバックを完了することができない場合があります。
  • ReCore、Gears of War 4、Forza Horizon 3、Killer Instinct、Rise of the Tomb Raiderなどの大きなWindowsストアゲームが起動に失敗することがあります。

モバイル向けの既知の問題

  • 追加の言語パックがインストールされている場合、このビルドは0x80188319エラーによりインストールに失敗します。この問題は次のビルドで修正される予定です。※言語パックを削除しても問題は修正されません。デバイスはアップデートの再試行を繰り返します。この問題が修正されるまで、Slow ringに設定することをおすすめします。

まとめ

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Continuum使用時に、電話側の画面をオフにできるようになったのは非常に嬉しい変更点です。今後のContinuum向けの機能追加に期待です。その他細かなモバイル向けの変更点では、前回のPC向けの更新に合わせてアクションセンターでの通知用のWindows Updateのアイコンが変更されています。

余談ですが、PCでは前回あたりからクイックアクセスメニュー(Win+X)内のコントロールパネルへのリンクが、設定アプリへのリンクへ差し替えられているようです。この変更は個人的に使いにくく感じています。新しいプレビュービルドでの変更が全て良い内容とも限らないので、Insider Programに参加しているのであれば、いくつかの変更に対して積極的にフィードバックを行いましょう。

Announcing Windows 10 Insider Preview Build 14946 for PC and Mobile | Windows Experience Blog


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